7才までは自由を与えない
シュタイナー教育、というと芸術活動や、教科書を使わないユニークな「メインレッスン」などで知られている。だから、いわゆるフリースクールのように「自由な」雰囲気を期待している人は多いだろう。
が、実際には大きく違う。
むしろ普通の学校より厳格だ。
はっきりした判断基準を持たない子どもに自由を与えることは好ましくない。
小さい頃に「選択の自由」を与えられた子どもは情緒不安定になる。
(「規範」と「生活のリズム」は大切だ。心にも体にも)
子どもが小さいうちは「選択」をさせない。
「何が食べたい?」「何したい?」と尋ねることは極力しない。
「決断する」ことは大人の仕事だ。
特に7才までの子どもは、「気分」で動く。
誰かが「お腹すいた」と言い出したら、みんなが「お腹すいた」と言い出し、
あわてておやつを作ったら、遊び食べばかりでがっかりした、なんてことはよくある。
何を食べるか、いつ食べるか、いつ眠るか、お片づけの場所...
それをひとつひとつ「大人が」決める。
小さいうちはこうして「大人がしっかりとリードする」ことが子どもを安心させる。
子どものぐずぐずに負けて、わがままを聞くことは避けたい。
かといって ガチガチの厳しい子育てをするのとも違うんだけど。
このバランスが、難しいな。
Edited by じゅんか 2005-11-09 22:06:56
Last Modified 2005-11-10 13:52:52