ちょっと思い出2
昨日 「知人が面白かった」と書こうとして
気づいたら「知人の家が面白かった」という記事を書いてしまったことに気づいた。
そういえば 同じような時期に 遠く離れた所に住んでいる先輩の家へ遊びに行った。
その頃私は寅子ちゃんとアパートをシェアしていたから アパートに戻ると寅子ちゃんが
「どうだった?楽しかった?」とかなんとか 聞いたと思う。
私はそのとき 「先輩の家が面白かった」という話をいっぱいしたらしい。
確かに先輩が借りていたのは古民家で、一人暮らしの若者が住む家としては珍しかったし、ライフスタイルも面白かった。
でも そこで寅子ちゃんは
「『じゅんかは 友達と会えて楽しかった』とは一言も言わない。それに驚く。」と言った。
そうか。そうかも。実は私は人に対する興味が薄いのかも。
確かに私は小さい頃は父親に大変なついていたから、父親の配達についていったり、展示会についていったり...その道中ではたいてい、家並みを見て父の話を聞いていた。
「見てみ、あの形の屋根瓦を並べるのは難しい....普通の瓦とはこうこう違って.....ああいう屋根の家は中身も必ずすごいんやで」とか
「あの門、よく見ておきなさい。あれはすごい」とか
そういう話ばかり聞いて育っているし
我が家に遊びにくる人は
たとえば「父そのもの」「母そのもの」に会いにくるひとだけでなくて
「我が家という家」を見学に来る人も多々あった。
いや、そんなことは言い訳かもしれませんけれどもね。
人に興味がないかどうかは別にして 建物見学はとても好きである。
昨夜の屋上アパートには ガラス張りの玄関にぽつんとトルソーが置いてあり
それが なんとも言えずかっこよかった。
朝陽が当たった時の感じがすばらしかった。
自分はああいう置き方ができないだろうけど 他人のすばらしいセンスを見ると 本当に感動する。
Edited by じゅんか 2014-03-13 07:19:56
Last Modified 2014-03-13 07:19:56