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2018-12-04備忘録//材木屋ばなし/それぞれの感想
大濱浄竿作品回顧展プロジェクトによるクラウドファウンディング始まっています。
関心を持ってくださった皆様 ご支援くださった皆様 ありがとうございます。
「材木店ばなし」シリーズ備忘録です。興味のない方はスルーをお願いします。
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実家材木店事務所は解体され、現在住居部分の解体作業に入りました。
皆さま 様々に思いを寄せてくださりありがとうございます。
実家材木店に関わる皆様 ご見学いただいた皆様の中には
「この事務所、そんなに大騒ぎするほどのものか?」と思った方も多いと思います。
わかります。
変わっているけど 大騒ぎするほどでも...と思っている人も 確かにおられると思います。
また、木工をされる方、大工さんなら皆驚かれるかというとそうでもありません。確かに皆さん違う感想を持たれると思います。
一方で驚く人はとても驚き、感動する人はとても感動する...それはどういうわけなのでしょうね。
ちょっと我が家の事務所の話とはずれますけれど、同じく浄竿さんが作った建物に「Nさま邸」がありました。
ある日、宮大工さんを連れて 父親がNさん邸を訪れました。
すると なんでもない場所に「地松の板」が使われてました。
この一枚を見ただけで 宮大工さんが腰を抜かす勢いで驚いたそうです。
「この材料は ヤニがきつくて、カンナを動かすことができないような材なのに、カンナをかけてある!」というのが理由でした。
「松」には沢山種類があります。その沢山の種類にそれぞれの特長があります。私も知りませんでした.....。
今どきの大工さんが扱っているのは どんな材料でしょう。
普通に売られている 米松、米ヒバ、米ツガ、ヒノキ、杉、赤松、栂、スプルース....ベニヤやコンパネ、構造板などの合板、集成材、フロアー材などの既製品が多く使われているのではないでしょうか。
材料の名前を出せばいくらもありますが、一般の住宅を作っている限り出会わない材料はあると思います。
数寄屋や伝統住宅を建てる方になると 使う材の幅もグンと増えます。
沢山の材を扱ったことがある人にしかわからない難しさは 確かにあると思います。
ナラガシの階段...ナラガシの階段って 確かに実家の他では見たことないです。
重たい重たいナラガシ!
カメの階段までは なんとか積み上げられたとして 鶴の首につながる部分を作るときには どうしたの!?とみんなが思っていたのでした。
Edited by じゅんか 2018-12-04 08:18:54
Last Modified 2018-12-05 11:44:59