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2018-12-11
備忘録//材木屋ばなし/気をぬいて

材木屋ばなし、そろそろ終わっておこうと思っていたのですが、とある方からメッセージをもらい、もう少し書きます。
また、少し遊び心を取り入れて 趣向も変えます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

興味のない方はスルーしてくださいね。

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前回は 宗凡先生の「ツッパリ」ばなしでした。
これは 浄竿さんのお話の前置きのようなものです。

さてさて、以前ご紹介した「年賀状の版木」があります。
写真には写り込んでいないのですが、この版木に 小さいミニチュアの彫刻がついているのです。

しかしこの彫刻自体は浄竿さんの作品ではありません。
自分の作品ではないものをわざわざくっつけてあるのです。

この版木をいただいたとき、私はたまたま同席していたのですが、浄竿さんが言うには

「この彫刻、どこかで売っていたのだけれど、下手くそなんですよ。でも下手だからいい、下手だから面白いと思ってここにつけたんですよ」

へえ そうなのか、とその時思いました。

そういえば 私は一度だけ宗凡先生のショーを拝見しているのですが......
そのショーでのお点前は、裏千家で一番メジャーな「平点前」と言われるお点前だったんです。

余談ですが 宗凡先生のところへ 母でもなく 姉でもなく私だけが連れていかれたのは 私がちょうど裏千家の茶道を習い始めたところだったからです。

話を戻して ショーのお点前で、宗凡先生は手順を間違えたのです。
そして悠々と にこやかに笑ってやり直しをされました。

そして ショーが終わった後、満面の笑みで「わざと間違えたの。その方が面白いから」とおっしゃったのです。

正解を追うことに、手順を追うことに必死になりがちな私には 衝撃的な出来事でした。



Edited by じゅんか 2018-12-11 17:36:58
Last Modified 2018-12-11 20:29:06





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