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2018-12-05
備忘録//材木屋ばなし/世界に一つだけの....

大濱浄竿作品回顧展プロジェクトによるクラウドファウンディング始まっています。
関心を持ってくださった皆様 ご支援くださった皆様 ありがとうございます。

「材木店ばなし」シリーズ備忘録です。興味のない方はスルーをお願いします。

★★★★★★★★★★
長いですね。すみません。

これは私の想像ですけれど、実家事務所を作ったのが一つの転機だったのではないでしょうか。(勘違いだったらすみません)

たぶん、目の前にあった木そのものから、建物全体を着想したのではないかと思うのです。おそらくは鶴の首にあたる木を見て、鶴と亀をイメージしたのではないかと....。

以前 このブログでも触れましたが浄竿さんは 木をじっと眺めていると 木の方から「このように使ってくれ」と言ってくる...と言っていました。

作り手にとって、大変難しい、難ありな材......それが「この材でなければ この空間は生まれなかった」と思われるまでに昇華していったのが あの建物ではないかと思っているのです。

厳密にいえば 全く同じ木はありません。
個性のある木それ自身を生かすように作品を作るなら、必ず出来上がりは変わってきます。
浄竿さんの建てた家に同じデザインがない...すべて世界で一つだけの建物だったのは そういう理由もあるのではないでしょうか。

建物は、作品はモノを言いません。
ただ そこにあるだけです。

でも私はあの事務所建物に、何度も何度も救われてきたような気がするのです。

私はクセの強い人間で、得意でないことは 極端にできません。
たとえば 人様にリアルで出会ったときに、「端的に説明」できないため、妙に話が長くなるか、正面から話をしないで 軽く受け流すかのどちらかに偏ってしまいます。

そのほかにも不便な性癖は沢山あり、それは自分自身のコンプレックスでもあります。
でも あの建物の中で生まれ育ち、難のある材が生かされていく様子を熱く語る父がいて、もやもやと感じ続けてきたことがあります。

私はどこかおかしな人間だけれども きっとそのおかしさが生かされる時があるだろう....というほのかな希望です。

建物は消えてなくなりましたが その思いは残りました。
端的な説明のできない私は 代わりに 記憶し続けることと書き続けることはできます。
今まさにこの記事を読んでくださっている皆様 本当にありがとうございます。

建物を作った浄竿さん、熱く語り続ける父、見学してくださった皆様 関心を持ってくださった皆みなさまひとりひとりが 世界にたった一人だけの存在です。そして皆様がいてこそ、こうして書く私が生かされています。

大変長々と 読んでいただきありがとうございました。



追記//2019年4月末から開催を予定されております大濱浄竿作品回顧展では 浄竿さんが書かれた手紙類も公開されるようです。結構な量があったかと思いますが、内容そのものも大変意義深いものです。皆様ぜひお越しください。

なお、回顧展関連の記事は一旦これにて終了いたします。なお、クラウドファウンディングはまだ続きます。どうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。



Edited by じゅんか 2018-12-05 00:30:25
Last Modified 2018-12-05 01:40:54





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