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2018-12-04備忘録//材木屋ばなし/伝統建築の素晴らしさ
大濱浄竿作品回顧展プロジェクトによるクラウドファウンディング始まっています。
関心を持ってくださった皆様 ご支援くださった皆様 ありがとうございます。
「材木店ばなし」シリーズ備忘録です。興味のない方はスルーをお願いします。
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書きたいことはいくつもあるのですが、本題に入る前に余談です。
解体された材木店事務所は 他にはないデザインがまずは気になるかと思います。
私個人は 珍しいデザインが特に好きかというとそうでもありません。
日本の伝統建築....数寄屋などは たいてい すっきりとしたシンプルなデザインが多いのではないでしょうか。
でも シンプルなデザインが簡単かというと全くそうではないと思います。
シンプルなだけに逃げがなく、少しの狂いが出来栄えを左右します。良い材料と腕の良い職人さんがそろってこそ!の伝統建築です。
一般の建築であれば 天井もプリント合板 壁板もプリント合板、床板もフローリングが多いですね。
それすらも廃れてきて、外壁はサイディング、内装はクロス貼りが今どきの流行なのかもしれません。
しかし神社仏閣、高級料亭など 伝統建築を大事にしている場合はそうはいきません。すっきりとした建築物のためには良い材が使われます。
良い建物の天井をふと見上げると 「ああ、柾目の無垢材!....」なんて私は思います。「板目と柾目」でググるとわかりますが、柾目の材はもともとまっすぐ育っていてしかも大きな木からしかとれませんから、もちろん高級材です。でも 柾目でなければ作りえない格好良さは確かにあります。
また、節のない材で建物を建てると 確かに落ち着きがあるような気もします。
Edited by じゅんか 2018-12-04 22:40:34
Last Modified 2018-12-04 23:37:56