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2010-04-12実家自慢 るるさまへ 現代の材木屋事情
今日は実家自慢です。
自慢の嫌いな方は スルーしてください。
さて、昨日 るるさまと話していて 色々とフツフツと湧いて来ました。
ええい 書いてしまうぞ!自慢たれの血が騒いでいけまちぇん!
さて、世間にはあまり材木屋のサイトがないという...。
そりゃそうだ。少ないだろうなあ...。
ちなみに私の生家の創業当時と比べたら、絶対数が 1/10以下くらいですよ。
材木屋さんはそんなに減ったんです。
京都には 「千本丸太町」という地名があります。
昔々はね、千本も丸太が並ぶ 材木屋街だったんですね。
今では見る影もありません....。
ちょっと話はそれます。
京都ってゆー所は 古い町なので、色んなマニアックな店が存在します。
私の学生の頃は本屋ひとつとっても
美術書ならあそこ、マンガならあそこ サブカルならあそこ と細かく住み分けがありました。
もちろん 東京だって同じでしょうけどもね。
そういえば 日本で最もシュタイナー本をそろえた本屋 三月書房も京都、御池にありますね。小さい店ですが、品揃えには驚かされます。
材木屋さんも同様で、丸太なら丸太だけの店がありますし、竹屋さんもあります。
いわゆる銘木屋さんといったら もうそれはそれは高そうな、床の間をしつらえるための木がきれいに並べられています。
それはそれで良いんですけどもね。
今は時代がこうなので、高級品だけの店というのは 非常に経営が厳しい訳です。
かといって 一般材、並材の店も厳しいです。
一般材は利益率が低い上に、建築関係は掛け売り(ツケ売り)が基本なので、お客さんが倒産したり、夜逃げしたりすると目もあてられません。
バブル期に、銀行が盛大に行った貸し付けもイケマセンね。
材木屋はたいてい広い倉庫を必要としますから 担保がある。
それで 身にあわぬ融資を受けるところが沢山ありました。
本業で返済しきれなくなれば、軒並み マンション経営などの他業種変換です。
あっさり廃業した所も沢山あるのです。
ウチの父は投資に懐疑的だった.....のと野生のカンで?
家族経営で回せる以上の拡大をしなかったのが 良かったんでしょうかねえ。
Edited by じゅんか 2010-04-12 13:13:56
Last Modified 2017-03-08 10:26:23