実家自慢/妖怪な父。
ここで ちょっと趣向を変えましょう。
ウチの父、私の友達からは「妖怪」と呼ばれています。
なんとなく ニュアンスはわかります。
私は家族なので 長らく「あやしーオヤジだな」と思っておりました。
大体 自分の自慢話を延々するオッサンって怪しいじゃないですか!(偏見)
まあしかし 30歳を過ぎた頃、父の手伝いをしてみて
イヤこの人、ちょっと違うかも。常人じゃないかも...と思い始めました。
「ワシは後ろにも目があるさかい ふふふ」
妖怪な発言です。
事務所で座っていると 父が振り返りもせず
「○○さんが来たで」と言います。
扉を開けると、確かに○○さんが来ています。
道路の向こうに。
「今ベロンとカバーをめくっとる」
......めくっています。(妖怪)
このようなことがしばしば起こります。
「××さん 車買ったんですねーーーー」と私が外で話しています。父は外にいません。
家に入って 「××さんが新しい車買ったみたい」
「そうか、あの人はきっと 小さくて 青い車を買うやろ」といいます。
外を見ると××さんの車は青いジムニーだったりします。(妖怪)
もちろん外れることもあるのですが、妖怪な父はとりあえず自信満々です。
で、自信満々な妖怪/父は、お客さんの顔を見たら好みがわかるといいます。
父の店はとにかく在庫の種類が多くて雑多なわけで、
難しい要望の人が来たら 母ではなく、必ず父登場です。
○○作りたいんやけど....
○○を作れる材料なんか何十種類もあるわけで、全部見せて回るなんて 見当もつきません。
しかし父は大体の好みをサッと思い浮かべています。
父は初めから遊んでいます。
これもよろしやろ?(ジャブ)
これもよろしやろ?(ジャブジャブ)
これで作ったら こんなのもでけてよろしくてね....(完全に遊び)
でも やっぱり これがねえ、といいつつ 何かを削って見せて
「かっこええでっしゃろー」(アッパーカット)
みたいなノリです。
長々とやっているように見えて、この間、30分もかからないでしょう。
お客さんは充分納得して 満足して帰ります。
ああ、父、こんなこと書いてごめん。
でも、きっとあなた....妖怪ですよ。
Edited by じゅんか 2010-04-13 00:41:37
Last Modified 2017-03-02 22:55:48
コメント
ねーねー、一連の自慢話面白かったあ〜〜〜。
じゅんかさんって色んな世界を持っているんだねえ。。
全くゆっくり話せる時間などもてることなくて、本当惜しい!
じゅんかさんって色んな世界を持っているんだねえ。。
全くゆっくり話せる時間などもてることなくて、本当惜しい!
投稿者:ははあいす|2010-04-13 05:36:30
面白い!!!
毎度面白ブログをありがとうございますっ^^
寅子ちゃんの話も凄く面白かったです!!!
さすがです。
毎度面白ブログをありがとうございますっ^^
寅子ちゃんの話も凄く面白かったです!!!
さすがです。
投稿者:ともこ|2010-04-13 09:18:19
会いに行きたい...
投稿者:るる|2010-04-13 10:16:20
ははあいすさま
ともこさま
このテのネタは山盛りです。調子に乗って書きます。
るるさま
ぜひ 会ってください。若い人たちも 沢山来ます。
ともこさま
このテのネタは山盛りです。調子に乗って書きます。
るるさま
ぜひ 会ってください。若い人たちも 沢山来ます。
投稿者:junka|2010-04-13 15:47:03