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2010-08-06
コマツばあさん(4)
コメント(5)

何しろ 私の知っていることは 母から聞いたことだけしかない。

毎朝昇ってくる日の出に手を合わせ
一本しかない歯でたくあんを上手に食べ
物乞いが来たら 握り飯を渡し、
「ワシは不細工で、鼻べしゃしやけのチンカコンチンカコンじゃ」とよくわからない例えをし、
鍋みがきが大好きなコマツばあさん。

90歳を超えても元気で 畑仕事もバリバリしていたコマツばあさん。
2週間ほど調子悪くて寝込んだら、そのまま眠るように天に召されました。

「コマツさんはえらいおばあさんやった」と母はいいますし、
多分多くの人に愛されていました。
コマツばあさんは 家族に大切にされて亡くなりました。

そのためか、母の兄弟は お年寄りの世話をものすごくします。
母の実家の人々は 今でもやたらめったら親切です。
コチラがビビるくらい親切です。
コマツばあさんは亡くなって もう何十年にもなりますが
彼女の残した足跡はとっても大きいような気がしています。

そういう年寄りに、わたしもなりたい。



コメント(5)

Edited by じゅんか 2010-08-06 00:19:48
Last Modified 2010-08-06 00:20:33


コメント


すごい話ですね。
うーん、・・・考えさせられることがいっぱい盛り込まれていました。子供の頃 私も、「大きな声では言えないけど」と伝染病にかかった親戚の話や、何らかの障害を持った人の話は小声で(昔の家は壁が薄いから他のうちに聞こえないように)言っていたと聞いたことがあります。でも、この時とても寂しく悲しかったです。コマツおばあさんは、すごく自分の意思をはっきり持っていたんですね。勇気のいることです。コマツおばあさんは、心のきれいな人だったのでしょうね。ゆるゆるファイト!遠くから応援しているよ。

投稿者:こんがりさん|2010-08-06 11:19:23


宮澤賢治の「アメニモマケズ・・・」は、コマツおばあさんのことだったのかしら。アメニモマケズ・・・の全文が、脳裏をよぎりました。

投稿者:はやしおたん|2010-08-06 21:24:26


こんがりさん

きっと皆様の周りにも すごい人は隠れているんだろうと思うんですけどね....。

私の印象では コマツさんは 難しいことを考える人ではなく 素朴な人だったのでは?と思っています。

はやしおたん

サウイフ人ニワタシモナリタイ

投稿者:じゅんか|2010-08-06 22:25:26


感動しました。

お嫁さんや病気の人を乗せて、一歩一歩一生懸命に荷車を引いているコマツおばあちゃんが目に浮かびました。

いいお話を、本当にありがとうございました。

投稿者:ともこ|2010-08-08 09:55:44


ともこさま

ともこさんのイマジネーションはとても豊かですね。
でも 一連のお話は 私自身も勝手に映像を作っていますね。心の中に。

こちらこそ ありがとうございます

投稿者:じゅんか|2010-08-08 14:32:00




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