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2015-07-07
この本、おすすめです。

昨年の終わりに、「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい」を読みました。


これは たったいま 物理学や数学の研究者として有名になっている ジェイコブ・バーネット君のお母さんが書いた本です。

ネット上の雑誌でも彼の名前やスピーチを聴くことができるのできます。現時点で多分15歳くらい。見た目も愛くるしい子どもだし、8歳で天才が発覚するまでは 発達障害児で、2歳頃には一生しゃべれない、という宣告を受けていた子どもです。

自閉症といえば「レインマン」のモデルになったサヴァン症候群の人など 突出した能力を持った人が多くいますが 見た目は 知的障がいのある人と変わらなかったり、ごく普通のやりとりが難しかったり...という印象があるのではないかと思います。

このごろは 『高機能自閉』という概念も出て来て 知能に全く問題がないけれども 日常生活に不都合がある症例も沢山あるとされています....確かに高機能自閉の方に集中して出会うことがありました。

ジェイコブ君の場合は 2歳の時の専門家の判断で 『この子は文字を読むことはおろか、会話もできない。一生靴のヒモを自分で結ぶこともできない』と診断されています。

今では彼は流暢に 何百人もの聴衆の前でスピーチをしています。(しかも物理学好きならではのセンスで)そしてとても 楽しそうです。
....ただ 靴のヒモは今でも結べないし ちょっとした日常生活で できないことは今でもあります...がジェイコブ君は会話はできるようになった....文字も読めるようになった...数式も読めるようになったのです。

この本には ここに至るまで お母さんがどのように悶々と悩み、どのように行動したのかが綴られています。

これ、本当にぜひ読んでもらいたいと思います。
このお母さんは保育士さんで このお母さん自身がしておられた活動も 本当に胸が熱くなる.....素晴らしい方だと思います....。

そして 「この子はダメだ」「もうムリ」と色んな人に言われながらも 一生懸命なんですよ...。
アメリカですから 自閉症児童のプロフェッショナルは沢山います。
沢山いるセラピストに沢山相談して できることをいっぱいして...
でも セラピストが言うほどこの子はダメじゃない、とずっと思っているんですね。

でも人は迷うのだし、迷って行く中でさまざまな事が起こります。

このお母さんにとっては 「ごく普通に会話すること」「スポーツが楽しめるようになること」など ごく普通のことができるようになれば...と思っていたわけで いわゆる教育ママというわけではなかったのです....。

だってね その頃のジェイコブ君は 少し大きくなって来たのに一言も話さず 家中に糸を張り巡らしたり、毎日家中のシリアルを床にまきちらしてしまうような子だったんですよ....。親の立場からしてみたら 普通の大人からしてみたら 一生赤ちゃんのままなのかって絶望するような毎日なんです。

ここから 他者に対するはじめての質問までのくだりが本当にすごくて
これがまた 全部実体験なのかと思うとさらにすごくて
今その本は手元になくて ただ思い出しているだけなのに、涙が出ます。


ぜひ 読んで下さい。
ドキュメンタリーとか 映像になっちゃうかもしれませんが できたら 本で。
なぜなら 映像には時間の制約があるから 多分かなり編集されちゃうと思うのです。
希望のない頃 何を思い、何を積み重ねてこう来たのか をぜひシェアしたいです。
おすすめです。



Edited by じゅんか 2015-07-07 16:49:44
Last Modified 2015-07-15 10:49:42





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