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2015-05-13
言葉は美しい(2)

「ディアギレフ」を読み終えた。
今までバラバラに知っていたことが 少しずつつながったり、つながらなかったり。
何しろ登場人物が多い。
(私ですら知っている)著名な音楽家 画家 舞踊家などが 彼の人生に沢山かかわっている。
私は芸術史には詳しくないから、登場する人々が同時代に生きていたことすら初めて知る。

歴史の年表のように、史実は単純ではなくて
さまざまな時代背景の中で 沢山の人が生きて 動いていたのだから
史実は立体的なもののように思う。
さて、わたしはこの本を消化できるのか、それはわからない。

それにしても 読んでいる間 わたしはとても楽しかった。
皆様はどうだかわからないけれど、論説だろうとエッセイだろうと 小説だろうと 目読している時のわたしは 私の中の語り手の「ことば」を聞いている。
実際に声は出していなくても 音読しているときと同じように「聴いて」いる。

そして私は 意味それ自体の前に「言葉そのもの」が大好きだ。
たとえば ニジンスキーの妹も有名なバレエ・ダンサーで有名な振付師なのだけれど、彼女の名前は「ブロニスラヴァ・ニジンスカ」。このの表記を活字で見て 美しいと思ってしまうし、読んでいて(私の感覚では聴いていて)も美しい。また こうして タイプ打ちしている時も楽しい。

日本語によるロシア人の人名表記は おそらく正確な発音とは異なるし、実際聴いたらどうなのかはわからないけど、とにかく意味もなく楽しい。

別にロシア人でなくたって 「シャルル・ゲンズブール」で萌えてしまう時もある。
「藤原不比等」で萌えてしまう時もある。
多分人様から見れば意味がわからないことで 私はしばしば 幸せを感じている。

意味がどうあれ、わたしは「言葉そのもの」「文字そのもの」「音そのもの」「書くことそのもの」が大好きだ。

古典を読むのも大好きだ。
「浪のしたにも都のさぶらふぞ」も大好きだ。
「この世のなごり 世も名残」も大好きだ。
「まだ上げそめし前髪の」も大好きだ。
「みのひとつだに なきぞかなしき」も大好きだ。

地名の配列も大好きだ
「ンジャメナ」(スーダンの首都)も大好きだ。
「イリアンジャヤ」(インドネシア)も大好きだ。
「スリジャヤワルデネプラコッテ」(スリランカの首都)も大好きだ。
全部行ったことがない場所だし、どんな所かも知らない。だけど 音と文字の配列が好きなのだ。

なぜこんなに好きなのかはわからない。
だけど わたしはとてもしあわせだ。

言葉にはいつでもどこでも出会うことができ、読んで楽しみ、聴いて楽しみ、書いて楽しむことができる。

それのどれもが大好きだ。

言葉はとても美しい。



Edited by じゅんか 2015-05-13 12:41:29
Last Modified 2015-05-13 15:03:47





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