わたすご☆20日目(2)
ところで ニジンスキーの日記を読んでいるうちに ふつふつと思いが湧いて来た。
彼は「肉食が人間を凶暴にする」と信じていたらしい。
我が家は 長い間玄米菜食者だった。
結婚してから10年くらい....ようすけが6歳くらいまでは かなり厳密だった。
厳密な玄米菜食者だった、ということは
肉 魚 卵 牛乳 乳製品 砂糖 農薬が使われたもの、化学的な処理のされたものは 禁忌だった。
時折、楽しみとしてそれらを食べることがあるとして それ以外は かなり頑張っていたと思う。だってこれに合致するものを探したら スーパーで売ってるもののうち、9割は買えない。
おやつも手作りするしかない。
それはそれで楽しかった。
また、牛乳を飲むのも、 肉を食べるのも 卵を食べるのも 年に数回あるかどうか、という幼児期を過ごしたようすけは 一度も栄養失調にならなかった。それどころか 病気で寝込んだこともほとんどなかった。
だから 世の中の栄養学が何であれ、菜食で健康を保てる人はいるように思う。
じゃあなぜ 今菜食を続けていないのか、といえば 「ただ飽きたから」かもしれない。
もはや思い出せない。
我が家には 「オーガニック趣味」という柱以外に 守りたい何かは特に決めていない。
だけど お肉をいつでも食べられるようになって 一抹の寂しさがある。
そして先日菜食家庭をお訪ねしたら 子どもたちが皆とても穏やかだった。
そうだな ようすけの小さい頃もとても穏やかだった。
そういうことを思い出した。
ウチの子どもたちはもう 給食を食べて来るのだから おうちごはんは菜食中心でも良いのかもしれない。
ようすけが小学校へ入ったときは 私の気持ちが「わたしも 世間にあわせていかなくちゃいけないかも」でいっぱいだった。
だけど今年 カンジが小学校へ入学する前後から「わたしは わたしなりに生きればいい」という気分に変わって来ている。
どちらが間違っている訳でも 正しいわけでもない。
ただ そのような気持ちが湧いて来ている。わたしのなかから。
Edited by じゅんか 2015-05-14 10:04:28
Last Modified 2015-05-14 10:31:30